名大生物統計セミナー 2022年2月18日開催
場所:オンライン講座(Zoom)
言語:日本語
【4限 14:45-16:15】
スパース・モデリング. 藤澤洋徳先生(統計数理研究所)
ビッグデータ解析において,その背後構造にスパース性を想定することで,データ解析が効率的に行えることが
ある.L1罰則を利用したLASSOを契機として,様々なデータ解析手法が提案され続けている.
本講義では,そのようなスパース・モデリングの紹介を行う.
【5限 16:30-18:00】
統計的機械学習の応用と実際. 吉田亮先生(統計数理研究所)
近年,様々な分野において,いわゆるデータ駆動型アプローチと呼ばれる研究手法に注目が集まっている.
本講義では,順問題と逆問題という切り口から,データ駆動型研究における統計的機械学習のいくつかの
手法を解説する.特に物質科学における実例を紹介しながら,講義を進めていく.
順問題の目的は,系の入力に対する出力の予測である.
例えば,入力変数は物質,出力変数は物性に相当する.
逆問題では,順方向のモデルの逆写像を求めて,所望の物性を有する新物質を予測する.
順問題と逆問題を解くための基本的な道具としては,表現と生成のための機械学習,少数データに基づく機械学習,
適応的実験計画によるラボラトリオートメーションなどを取り上げる.
学外からの参加希望の場合は
生物統計学教室アドレス:
biostat-sec@med.nagoya-u.ac.jp までご連絡ください